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サウナは喘息に効果あり?注意点や効果について解説

喘息

風邪をきっかけに呼吸が苦しくなったり、胸の奥に違和感を覚えたりすると、「もしかして喘息が悪化しているのでは」と不安になる方は多いのではないでしょうか。
とくに喘息を抱えている場合、体調の変化には人一倍敏感になり、日常の行動一つひとつにも慎重になります。
そんな中で耳にするのが、「サウナは呼吸に良い」「身体を温めると楽になる」という声です。
しかし、高温の空気を吸い込むサウナが本当に喘息にとって安全なのか、逆に症状を悪化させることはないのかと疑問を抱くのも自然なことです。
良いという話がある一方で、体質や症状の程度によって影響は異なるため、正しい知識なしに試すことには不安が残ります。
本記事では、喘息とサウナの関係について、効果とリスクの両面から丁寧に解説していきます。


喘息について

喘息とは、空気の通り道である「気道」に炎症が起こりやすくなり、ちょっとした刺激にも敏感に反応してしまう呼吸の病気です。
炎症が続くことで気道の内側が腫れたり、痰が増えたりし、空気の通りが悪くなるため、息がしづらい状態を繰り返すのが特徴です。
症状が落ち着いているように感じる時期があっても、気道の炎症自体は残っていることが多く、体調の変化や環境の影響で再び症状が出やすい傾向があります。

喘息の主な症状には、息を吐くときに「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と音がする、息苦しさを感じる、咳が続く、痰が絡むといったものがあります。
とくに夜から朝方にかけて症状が出やすく、胸が苦しく感じることも少なくありません。また、咳だけが長く続く「咳喘息」と呼ばれるタイプもあり、風邪だと思って放置してしまう人もいます。
症状の出方には個人差があり、軽い違和感で済む人もいれば、日常生活に支障が出るほど強い発作を発症する人もいます。
さらに喘息は、体質と生活環境が重なって起こると考えられています。
もともと気道が刺激に弱い体質に加え、ダニやハウスダスト、花粉などのアレルギーの原因物質、風邪やウイルス感染、冷たい空気、運動、気温や気圧の変化、ストレスや疲れなどが引き金となり、症状が出やすくなります。
こうした刺激によって気道が過剰に反応し、空気の通りが急に悪くなることで、喘息の発作が起こります。

また、喘息にはアレルギーが関係するタイプと、はっきりした原因が分からないタイプがあり、子どもだけでなく大人になってから発症することも珍しくありません。
「発作が出ていない時は問題ない」と思われがちですが、喘息は気道に炎症を抱えた状態が続く慢性的な病気です。
そのため、症状が落ち着いている時期でも、日頃から体調管理や生活環境に気を配り、悪化のきっかけをできるだけ避けることが、呼吸を安定させるために大切になってきます。

喘息に対するサウナの効果

 現代では、喘息を持つ人が日常的なケアとしてサウナを取り入れることに関心を持つケースが増えています。
サウナの高温環境は単なる「リラックス空間」ではなく、呼吸器や免疫機能に影響を与える可能性があり、喘息の症状改善に寄与するという意見も少なくありません。
ただし、サウナが喘息に与える影響には賛否両論があり、利用方法や体調によって感じ方が異なることもあります。
本章では、サウナが喘息に対してどのような働きをするのか、その効果について整理していきます。

蒸気が気道を潤す

喘息の症状が悪化する要因の一つに、気道の乾燥があります。
空気が乾いていると、気道の粘膜が刺激を受けやすくなり、咳や息苦しさが出やすくなります。
その点、サウナのように温度が高く、湿度も保たれた環境では、呼吸とともに温かい空気や蒸気を吸い込むことで、気道の粘膜が潤いやすくなると考えられています。
気道が潤うことで粘膜の防御機能が保たれ、外部刺激に対する過敏な反応が和らぐ可能性があります。
また、温熱によって気道周辺の血流が促進されると、痰がやわらかくなり排出されやすくなることもあり、結果として呼吸が楽に感じられる場合があります。
特に、乾燥しやすい季節や冷たい空気で症状が出やすい人にとっては、適度な湿度環境が呼吸を整える助けとなることがあります。
ただし、過度に高温・乾燥したサウナでは逆効果となる場合もあるため、気道への刺激が少ない環境を選ぶことが重要です。

ストレス軽減と呼吸機能の改善

 喘息は、アレルゲンや気候条件だけでなく、精神的なストレスによっても症状が悪化しやすい疾患です。
緊張や不安が続くと自律神経のバランスが乱れ、気道が収縮しやすくなるため、息苦しさや咳が出やすくなることがあります。
サウナに入ることで全身が温まり、副交感神経が優位になると、心身の緊張がほぐれ、リラックスした状態へと導かれます。
このリラックス効果は呼吸にも影響し、浅くなりがちな呼吸が自然と深くゆったりとしたものになりやすくなります。
また、温熱刺激によって胸郭周辺の筋肉が緩むことで、呼吸運動がスムーズになり、空気の出入りをしやすく感じる場合もあります。
こうした作用は、日常的にストレスを感じやすい人や、緊張時に喘息症状が出やすい人にとって、呼吸を整える一助となる可能性があります。
ただし、無理な我慢や長時間の入浴は逆に身体的ストレスとなるため、心地よいと感じる範囲で利用することが大切です。

免疫力向上

サウナによる温熱刺激は、血行を促進し、身体のさまざまな機能を活性化させると考えられています。
その中でも注目されているのが、免疫機能への影響です。
体温が一時的に上昇すると、白血球の働きが活発になり、ウイルスや細菌に対する防御反応が高まりやすくなります。
喘息の方にとって、風邪や感染症は発作を引き起こす大きな要因の一つであるため、感染しにくい体調を維持することは症状の安定につながります。
定期的なサウナ利用によって体温調節機能や自律神経の働きが整うことで、体調を崩しにくくなり、結果として喘息症状が出にくくなる可能性もあります。
また、血流改善により全身の代謝が高まることで、炎症が長引きにくい身体環境が整う点も期待されています。
ただし、体力が落ちている時や体調不良時の無理な利用は、かえって免疫を消耗させる恐れがあるため、体調を見極めながら取り入れる姿勢がポイントになります。

喘息患者がサウナを使用する際の注意点!

喘息を抱えている人がサウナを利用する際には、サウナのポジティブな効果に期待するだけでなく、慎重な配慮が必要です。
喘息の症状は人によって非常に多様で、同じサウナ環境でも快適に感じる人もいれば、呼吸が乱れやすくなる人もいます。
そのため、自分の体調や症状の状態をよく観察しながら、安全に楽しむためのポイントを押さえておくことが大切です。 まず、呼吸器に強い刺激を与えすぎないことを意識してください。

高温・低湿度のドライサウナは、気道が乾燥しやすく、喘息症状を誘発する可能性があります。
気道の乾燥が咳や息苦しさを悪化させることがあるため、温度と湿度のバランスが比較的穏やかなサウナや、蒸気のあるスチームサウナ、湿度の高い温泉蒸気浴などは、乾燥刺激が少なく喘息にやさしい環境として向いているケースがあります。
ただし、蒸気による熱さや湿度に敏感な場合は、無理に長時間滞在しないよう心がけましょう。

また、体調が万全でない時は無理をしないことが重要です。
風邪気味や息がいつもより苦しい日、発作が出ている最中や直後はサウナの利用を控え、十分な休息を優先するべきです。
サウナに入る前後に水分補給をこまめに行うことも、気道の潤いを保つために効果的です。
さらに、喘息の治療や管理を行っている主治医に、サウナ利用の可否や自分に合った方法について相談しておくこともおすすめです。
特に重度の喘息や持病がある場合、専門家の意見を取り入れることで安心してサウナを楽しむことができます。
サウナは適切に取り入れればリラックスや体調調整に役立つこともありますが、体調の変化を敏感に察知し、無理のない利用を心がけることが、喘息を持つ人にとって最も大切なポイントです。

サウナで健康な毎日を

ここまで見てきたように、サウナは喘息を直接治療するものではないものの、気道を潤す環境づくり、ストレスの軽減、体調管理や免疫面のサポートといった点で、喘息を持つ方の生活を支える可能性があります。
一方で、高温や乾燥といった刺激が症状を悪化させる場合もあるため、「自分の体調に合った入り方」を見極め、無理をしないことが何より重要です。
喘息と向き合ううえでは、日々の体調変化に敏感になり、安心できる環境を選ぶことが、呼吸の安定と心身の余裕につながります。
そのような視点でサウナを取り入れたい方にとって、MySaunaは心強い存在といえます。

MySaunaは、自分の体調や好みに合わせて温度・湿度・香りなどを調整できるサウナ体験を提案しており、「ととのう」ことだけを目的にするのではなく、日常のコンディションを整えるためのサウナ利用を大切にしています。
周囲を気にせず、自分のペースで入れる環境は、体調に不安を抱えやすい方にとっても大きな安心材料となります。
喘息があるからといって、サウナを一律に避ける必要はありません。
正しい知識を持ち、自分の身体の声に耳を傾けながら、無理のない形で取り入れることができれば、サウナは健康的な毎日を支える選択肢の一つになります。
MySaunaのように「自分に合わせる」サウナを活用しながら、呼吸も心も穏やかに過ごせる時間を、ぜひ大切にしてみてください。


MySauna編集部 風間

MySaunaは、自宅・家庭用サウナの魅力を、多くの方にお届けしたいという想いで運営しています。
編集部「風間」は、外気浴や休憩空間の設計に深い関心を持ち、これまでに数多くのサウナ施設を訪問。
外気浴スペースの構造や通風・採光・音環境などが心身のリラックスに与える影響を、体感的に検証してきました。
最大限のととのい体験を実現するための工夫や実例に基づいた内容で、記事の監修を行っています。

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