HOME > Magazine > サウナストーンとは?役割や種類について解説!
家庭用サウナや業務用サウナの導入を考えている方にとって、サウナストーンは重要な役割を果たすアイテムのひとつです。
サウナストーンは、サウナ内の温度や湿度を調整するために使用され、サウナの体験を大きく左右します。
自宅サウナをより快適にするためには、サウナストーンの選び方やメンテナンス方法を理解することが重要です。
今回は、サウナストーンの基本的な役割や選び方、種類、使い方、メンテナンス方法に加え、交換のタイミングや注意点についても詳しく解説していきます。
サウナストーンとは、サウナストーブに設置され、サウナ内の温度と湿度を調整するために使用される石のことです。
サウナの効果を最大限に引き出すためには、適切なサウナストーンの選択と使用が不可欠です。
サウナストーンは、熱を蓄えて放出する役割や、ロウリュ(サウナの中で水をかけて蒸気を発生させる作業)を通じて湿度を調整する機能を持っています。
サウナストーンの役割
サウナストーンの主な役割は、サウナ室内の温度と湿度を調整することです。
まず、サウナストーンは高温を保持する能力に優れており、熱を効率的に吸収し、長時間にわたって温かさを保ちます。
この機能により、サウナ室内は一定の温度に保たれ、快適なサウナ環境が作られます。
さらに、ロウリュウという作業で水をかけることで、サウナストーンから蒸気が発生し、湿度を調整する役割も担います。
この湿度調整によって、サウナ内の空気の乾燥を防ぎ、体感温度を上昇させることができます。
サウナストーンの効果
サウナストーンの効果は、サウナ体験を向上させるために欠かせません。
温度と湿度が適切に保たれることで、発汗が促進され、血行が良くなるなど、健康に多くの利益をもたらします。
また、サウナストーンは均一に熱を分散させ、サウナ内の温度ムラを減少させます。
これにより、サウナ体験が一貫して快適になり、リラックス効果が高まります。
さらに、ロウリュウで発生する蒸気は、心地よい香りや音を伴い、五感を刺激する本格的なサウナ環境を作り出します。
サウナストーンには、天然石と人工石の2つの主要な種類があります。
どちらもそれぞれの特性を持ち、サウナ環境に最適な石を選ぶことが重要です。
- 溶岩石
溶岩石はサウナストーンの中でも人気が高い天然石の一つです。
特に、マイサウナのように家庭用サウナで使用されていることが多いです。
溶岩石の最大のメリットは、非常に高い蓄熱性と耐熱性を持っている点です。
加熱された溶岩石は、長時間にわたって熱を保持し、サウナ室内の温度を安定させることができます。
また、溶岩石は多孔質であるため、ロウリュウによって発生する蒸気を効率的に発生させ、湿度調整にも貢献します。
デメリットとしては、天然石のため、ひび割れが発生する可能性があり、定期的なメンテナンスが必要です。
また、重さがあるため、取り扱いには注意が必要です。
- セラミックストーン
セラミックストーンは人工石であり、耐久性と安定性が高いのが特徴です。
セラミックストーンは均一な熱伝導を持ち、サウナ室内の温度を効率的に均等化する効果があります。
さらに、水分を保持する構造になっており、ロウリュウによって湿度調整が行いやすくなります。
デメリットとしては、割れやすいため、取り扱いには注意が必要です。
また、人工素材であるため、天然石に比べて少し雰囲気が異なると感じる方もいるかもしれません。
- ジェダイト
ジェダイトは、特に高級なサウナストーンとして知られる天然石で、温度保持能力が高いだけでなく、独特の美しい色合いを持っています。
ジェダイトは耐熱性に優れ、ロウリュウにも適していますが、他の石に比べて価格が高いため、予算に余裕がある方におすすめです。
- ソープストーン
ソープストーンは、非常に高い蓄熱性を持ち、熱が長時間持続する特徴があります。
温まったソープストーンは、サウナ内での温度と湿度を効果的に維持します。
ソープストーンは比較的柔らかいため、削れてしまうことがありますが、適切に使用すれば長期間の使用が可能です。
- その他の代用素材
その他、サウナストーンの代用として使用できるものに、火成岩や玄武岩があります。
これらの石も耐熱性に優れており、サウナの環境を整えるために適しています。
代用品を使用する際は、必ず耐熱性を確認し、安全性を確保することが重要です。
サウナストーンを選ぶ際には、耐熱性や蓄熱性が高いものを選ぶことが重要です。
また、ひび割れや多孔質ではないものを選ぶことが、安全にサウナを楽しむためのポイントです。
選択肢としては、溶岩石やセラミックストーンが適しており、使用目的や予算に応じて最適なものを選ぶと良いでしょう。
サウナストーンの正しい使い方を理解することで、サウナ体験をより快適で効果的に楽しむことができます。
サウナストーンは、サウナストーブに積み重ねられることで、熱を蓄え、均等に放出する役割を果たします。
正しく使用するためには、以下のポイントに注意することが大切です。
サウナストーンの配置方法
サウナストーンは、サウナストーブに均等に積み重ねることが重要です。
隙間なく積むことで、熱が効率的に伝わり、サウナ室内の温度が均一になります。
石の配置は、上部から下部まで適切にバランスを取りながら行うことが必要です。
ストーブ内で熱の循環を助けるために、ストーン同士の間に適度な隙間を作ることもポイントです。
ロウリュウのタイミングと方法
ロウリュウ(水をストーンにかけて蒸気を発生させる作業)は、サウナの重要な要素です。
サウナストーンは、ロウリュウを行うことで蒸気を効率よく発生させ、湿度を調整します。
ロウリュウを行うタイミングは、サウナ室内の温度が安定した状態で行うことが理想的です。
少量の水を、ストーンの表面に均等にかけることで、急激な温度変化を防ぎます。
適切な温度管理
サウナストーンを使用する際には、サウナの温度を適切に管理することが大切です。
温度が高すぎると、サウナストーンが過熱し、割れやすくなる可能性があります。
また、低すぎる温度では、発汗が促進されにくいため、効果が薄れてしまいます。
サウナストーンの温度は、70℃〜90℃の範囲が理想的とされています。
サウナストーンの劣化防止
サウナストーンは、長時間使用すると熱の影響で劣化することがあります。
特に、急激な温度変化や過度なロウリュウによって、石が割れたり、表面が荒れたりすることがあります。
これを防ぐためには、過度に水をかけすぎないようにし、温度を急激に変化させないように心掛けましょう。
また、定期的にストーンの状態をチェックし、ひび割れなどが見られた場合には交換を検討することが重要です。
サウナストーンは、その耐熱性や温度保持力を保つために定期的なメンテナンスが必要です。
サウナストーンを適切にメンテナンスすることで、サウナの効率性を高め、長期間にわたって良好な状態を維持することができます。
以下に、メンテナンスの必要性とその方法を解説します。
メンテナンスが必要な理由
サウナストーンは高温にさらされ、繰り返し使用されることで劣化が進みます。
温度変化によるストレスが蓄積されると、ひび割れが生じたり、石が粉々になったりすることがあります。
このような劣化を防ぎ、ストーンの寿命を延ばすために、定期的なメンテナンスが必要です。
洗浄方法と理由
サウナストーンは、使用後に付着した汗や水分を取り除くことが基本です。
これを怠ると、ストーンに汚れが付着し、蓄熱性能が低下することがあります。
洗浄方法としては、まずサウナ室が冷えた後に、ぬるま湯を使用して軽く表面を洗浄します。
硬いブラシなどを使って、優しくこすり落とすことで、ストーンの汚れを取り除きます。洗浄は月に1回程度行うと良いでしょう。
メンテナンス時の注意点
メンテナンスの際には、サウナストーンがまだ温かい状態で作業を行うのは避けましょう。
温度が高いと、急激な冷却がストーンを割らせる原因になります。
冷却後にメンテナンスを行い、洗浄後はストーンを完全に乾燥させることが大切です。
また、過度な水分をかけないように注意し、石の表面を傷つけないように柔らかい布やスポンジを使用することが推奨されます。
ひび割れチェックと対策
定期的にサウナストーンの状態をチェックし、ひび割れがないか確認しましょう。
ひび割れたストーンをそのまま使用し続けると、さらに劣化が進むことがあります。
ひび割れが見つかった場合は、そのストーンを取り除き、交換することが重要です。
特に、溶岩石やジェダイトなどの天然石は、ひび割れや欠けが生じやすいため、注意が必要です。
サウナストーンは長期間使用していると、徐々に劣化していきます。
劣化したストーンをそのまま使用すると、サウナの効果が低下するだけでなく、安全性にも問題が生じる可能性があります。
適切なタイミングでサウナストーンを交換することが、快適なサウナ体験を維持するためには重要です。
サウナストーンの交換が必要な理由
サウナストーンは高温にさらされることが多いため、繰り返しの使用でひび割れや欠けが生じやすいです。
また、長期間使用すると、ストーンの表面が滑らかになり、温度保持能力が低下します。
劣化したサウナストーンを使用し続けると、ロウリュウの効果が薄れ、サウナ室内の温度や湿度が安定しなくなります。
また、サウナストーンの割れが原因で粉が発生し、ストーブの故障に起因することがあります。
これを防ぐためには、定期的な交換が必要です。
交換時期と交換のサイン
サウナストーンの交換時期は、使用頻度やストーンの状態によって異なりますが、一般的には半年〜1年に1回の交換が推奨されます。
使用頻度が高い場合や、ひび割れが目立つ場合は、早めに交換することが望ましいです。
また、時期に関係なく、ストーン表面にひび割れや欠けが見られる・ストーンが粉っぽくなってきた・ロウリュウをしても蒸気が発生しにくくなったなど交換のサインが現れた場合は、交換を検討することが重要です。
交換時の注意点
交換を行う際は、サウナストーンを冷えた状態で行いましょう。
温かいまま交換作業を行うと、急激な温度変化によってストーンが割れることがあります。
また、新しいサウナストーンは、適切な方法で配置し、温度や湿度の調整をしっかり行うことが大切です。
マイサウナでは、サウナストーンにも徹底的にこだわり、安心・安全な品質を提供しています。
特に使用している飛騨の溶岩石は、耐火性と耐熱性に優れ、熱による表面の割れや飛散が起きにくい特長を持っています。
これにより、長期間の使用でも安心してお楽しみいただけます。
サウナストーンとしてよく使用される火成岩では、割れや粉の飛散が起きやすく、これがサウナストーブの故障の原因になることがありますが、マイサウナの溶岩石はそのリスクを大幅に軽減します。
さらに、溶岩石の製造には、寛政12年創業の歴史ある石専門店、有限会社砂原石材による熟練の職人技が光ります。
自社所有の山から採掘した溶岩石を、長年の経験と高い加工技術で丁寧に製作し、高品質な製品を提供しています。
また、岐阜大学による重金属濃度の調査結果も、基準を下回る安全性を証明しており、MySaunaはお客様に安心してご利用いただける製品を提供しています。
高品質なサウナストーンで、快適で安全なサウナライフをお楽しみください。
MySaunaは、信頼性の高い製品をお届けし、サウナの効果を最大限に引き出すお手伝いをさせていただきます。