自宅用(家庭用)サウナのメリット・デメリットとは?サウナ購入の失敗を回避して後悔しない購入時のポイント

家庭用サウナ

家庭用のサウナの導入方法や費用感、メリット・デメリットについて、家庭用サウナにも複数の種類があります。
空前のサウナブームにて、サウナ施設も混雑していたり、マナー問題などの理由から、家庭用サウナを後付けで設置する方が増えていることをご存知でしょうか。
サウナ導入をご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。

自宅にサウナを導入するメリット

自宅用サウナ

自宅用サウナを導入することで得られる主なメリットは以下のとおりです。

使いたいときにすぐ利用できる
自宅用サウナの大きなメリットは施設に足を運ぶことなく、いつでも好きなときに気軽に利用できる点です。
朝起きて仕事の前に入ったり、仕事の合間に入ったり、帰宅してすぐ入ったりと自分の好きなタイミングで入ることができ、日常的にストレスなくサウナを楽しむことができます。 また、施設のサウナの場合は他人の汗や視線が気になる方も多いですが、自宅用サウナであれば周りに知らない利用者がいないため、リラックスした時間を過ごせます。
自由にカスタマイズできる
後付けで家庭用サウナを導入した場合、自由にカスタマイズすることが可能です。
サウナの大きさやタイプ、内装など自分好みのサウナ空間を楽しむことができます。
特にサウナを自宅に設置するとなると、スペースを大きく確保しないと設置ができないのでは?という懸念が出てくると思いますが、メーカーによってはサイズカスタムオプションもあるため、設置したい場所に合わせて設計することが可能です。
また、サウナ内で音楽やテレビなど楽しみたいという方にはスピーカーやテレビ窓のオプションなどもあり、自由にカスタマイズすることができます。
温度調節ができる
日本のサウナといえば高温になる乾式サウナが一般的です。
サウナ施設では温度が高く熱すぎる、もっと熱くしたい等希望があっても、勝手に温度設定を変えることは難しいでしょう。
セルフロウリュウがセットされているサウナは多少温度調節が可能ですが、それでも他の利用者の目が気になる方も少なくないのではないでしょうか。
自宅サウナのサウナであれば、体調や好みに合わせて温度調節ができます。
また、好みの香りを選んでアロマロウリュウを楽しむことができるので、気分に合わせて選択できることも嬉しいポイントかと思います。
費用が安く済む
家庭用のサウナも経年劣化しますが、定期的にメンテナンスをすればサウナストーブは10年ぐらい使えるといわれています。
感染リスクがない
感染症など流行している際には、施設を利用したことにより感染するリスクもあるため、自宅にあると安心して利用できるでしょう。
サウナ専用のマスクも販売されていますが、高温を保つために密閉した状態が続くサウナは感染リスクが高いです。
自宅用サウナであれば1人での入浴が実現し、感染リスクを気にせず安心して利用できます。

自宅用サウナのデメリットと注意点

自宅用サウナ

自宅用サウナの後付けで生じる主なデメリットと注意点は以下のとおりです。

導入費用がかかる
自宅用サウナを導入するには、新車を買うのと同じくらいの高額な費用がかかることもあります。
特に本格的な屋内型や屋外設置型のサウナでは、本体とサウナストーブだけでおおよそ100万円から300万円ほど必要になります。
さらに、設置工事や施工費なども加算されるため、初期費用としてはかなりの額を見込む必要があります。
設置に手間がかかる
室内設置型や屋内に埋め込むタイプ、あるいはバレルサウナを導入する際には、多くの場合で施工や電気工事が必要になります。
そのため、専門業者と綿密に打ち合わせを行い、工事を依頼する手間と時間がかかる点は覚えておくべきです。
特にマンションの場合、管理組合の事前承認や消防の検査を求められるケースが多くあります。
また、賃貸住宅では契約内容によって設置が認められない場合もあるため、注意が必要です。
とはいえ、法令に適合した製品であれば、問題なく設置できることも少なくありません。
自宅にサウナを導入する際は、購入前に管理組合や関係機関へ必要な条件を事前に確認しておくことが大切です。
水風呂の設置はハードルが高い
本格的なサウナ体験において、水風呂の存在は欠かせない要素の一つです。
しかしながら、自宅で水風呂を確保するのは容易ではなく、多くの方にとって大きな課題となっています。
特にご注意いただきたいのは、夏場の水温です。
気温の上昇に伴い水道水の温度も高くなり、適切とされる20℃以下の水温を保つことが難しくなります。
その結果、温冷交代浴による「ととのう」効果を十分に得られない可能性があります。
こうした課題を解決する方法の一つとして、「チラー(冷却装置)」の導入が挙げられます。
チラーを使用することで、季節に関わらず一定の低水温を維持でき、10℃以下のいわゆる“シングル”水温を目指すことも可能になります。
ただし、チラーを家庭に導入する場合は、水風呂用の専用浴槽や設置工事が必要となるほか、初期費用に加えて電気代などのランニングコストも発生します。
そのため、導入を検討される際は、設置環境やご予算を踏まえた上で、専門の業者に相談されることをおすすめいたします。
なお、マイサウナでは家庭にてサウナをより本格的に楽しむための「家庭用チラー・水風呂セット」の販売を開始いたしました。
1時間当たり平均-2℃の冷却を行いますので、水温によって冷えるまでに多少時間を要しますが、一度冷えれば一定の温度をキープできる簡易水風呂キットがおすすめです。
また、自宅の浴槽でまずは手軽に水風呂を体験したいという方には、水風呂の作り方をご紹介しておりますのでこちらの記事をご覧ください。
温度を上げるまでに時間がかかる
施設のサウナは常に高温になっていますが、自宅用サウナは使用する前に自分で温度を上げなくてはいけません。
電気ストーブであれば約30分、薪ストーブの場合は1時間以上かかることもあります。
メーカによっては、電気ストーブにオンタイマーがついている場合があるため、利用前に予約しておくとよりスムーズに利用することが可能です。
火災に注意
サウナヒーターは運転中に非常に高温になるため、火災のリスクが伴います。特に安全性に考慮する場合は、その製品がきちんとPSEマークを取得しているものか確認が必要です。
PSEマークは、日本の電気用品安全法に基づき、電気製品が必要な安全基準を満たしていることを証明するものであり、これが無ければ、製品の使用は法律違反になる可能性があります。
最近では、海外製の安価なサウナ機器が市場に出回っていますが、PSEマークが付いていない製品を使用すると、火災や感電のリスクが高まるだけでなく、重大な事故につながる恐れがあります。
もし火災などの事故が発生し、その原因が法令に適合していない製品であった場合、保険の適用に支障をきたすこともあります。
なお、マイサウナではサウナバス適合品の箱とストーブの両方にPSEマークが取得されており、安心して使用できる製品を提供しています。
PSEに関してこちらの記事で詳しく解説しておりますので、ご覧ください。
また、使用時の安全性にも注意が必要です。
特にロウリュで使用する水にアロマオイルを加える場合、濃度が高すぎると発火の危険があります。
アロマオイルを使用する際は、必ずロウリュ専用の製品を使い、使用方法と分量を正しく守るようにしましょう。
メンテナンスが必要
自宅用サウナを導入する際には、準備から片付け、さらには日常のメンテナンスまで、すべてをご自身で行う必要があります。
DIYや手入れが好きな方にとっては、こうした作業も楽しみの一部となるかもしれませんが、お掃除や後片付けが苦手な方にとっては、思った以上に手間に感じることもあるでしょう。
また、ロウリュを取り入れることでサウナ内の湿度が高くなるため、カビの発生リスクにも注意が必要です。
特に湿気がこもりやすい環境では、換気や乾燥などの日常的なお手入れを怠ると、木材の劣化や衛生面での問題が生じる可能性があります。
快適で長く使えるサウナ環境を整えるためには、こうした点も事前に十分検討しておくことが大切です。

自宅用サウナを選ぶ際のポイントとサイズの種類

サイズイメージ

家庭用サウナは決して安い買い物ではないため、購入する際に何を基準に選んだらよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
家庭用サウナを購入する際にチェックしておきたいポイントについてご紹介します。

家庭用サウナのサイズ

家庭用のサウナは、1人用の小型のものから4人用、4~6人用、6~8人用、8~10人用、団体用といった大型のものまで種類豊富です。
一例として、My Saunaで取り扱っている1人用と2~3人用の据え置き型サウナ、一般的な2人用サウナのサイズをご紹介します。

1人用(My Sauna Box Type)
幅:990mm
奥行:920mm
高さ:1865mm
2~3人用(My Sauna Box Type)
幅:1312mm
奥行:1212mm
高さ:1865mm
2人用(一般的なサイズ)
幅:1090~1250mm
奥行:1050~1300mm
高さ:1865mm

広いほどリラックスできますが、費用はサイズと比例して高くなります。
My Saunaでは1mm単位でのサイズ変更が可能なので、好みや使用人数、設置スペースなどに合わせてカスタムオーダーが可能です。

サウナの種類

サウナには複数の種類があり、室内の温度と湿度、平均価格が異なります。
家庭用サウナの主な種類は以下の3つです。

乾式サウナ(温度約80~100℃)
ドライサウナとも呼ばれ、高温・低湿なのが特徴です。施設に設置されているサウナの種類は一般的にこのタイプです。洗濯物の乾燥もできる製品を選べば、日常生活でも活用できます。
湿式サウナ(温度約40~60℃)
温水や蒸気などで室内を高温にするサウナです。乾式サウナほど温度は上がらず湿度は高くなり、価格は乾式サウナより安い傾向にあります。温度が低く体への負担が少ないので、幅広い年齢層の方に向いています。
遠赤外線サウナ(温度約60~70℃)
乾式サウナより室温は低いですが、遠赤外線の効果で体の内側から効率よく温めて発汗や新陳代謝を促進します。換気をしても温度がそれほど下がりません。

家庭用サウナの設置場所

屋外の広い私有地へ設置する場合は、設置スペースで悩むことはないでしょう。
しかし、戸建てやマンションに家庭用サウナを設置する場合は、ベランダ、屋上、脱衣所、リビングなど、サウナを設置できるスペースを確保しなければなりません。

サウナを設置できたとしても、居住スペースを圧迫してしまう可能性があります。
特に埋め込み型だと、現在の間取りを変えざるを得なくなるかもしれません。
この場合は大がかりな工事が必要となり、時間も費用もかかります。

My Saunaはサイズやカスタマイズが自由自在なので、お客様の要望通りに作成する事が出来ます。

家庭用サウナの価格・電気代

どんなに気に入った家庭用サウナが見つかったとしても、予算との折り合いがあります。
ただし、サウナの設置に必要となる費用は、サウナの本体価格だけではありません。

家庭用サウナにかかる費用は、製品によって異なりますが、導入する際は「電気工事」「搬入コスト」など、サウナを使用するためには「電気代」「薪代」などが必要です。
また、定期的にメンテナンス費用もかかります。
さらに、要らなくなった場合には撤去費用が発生しますので、本体価格だけでなくトータルで導入計画を立てるとスムーズです。

My Saunaは組み立て式なので、撤去する際や引っ越しの場合でも対応できます。
また、電気代に関しても3.0kWで温度は最大110℃まで上げることができます。
3.0kWと必要最低限の電力で設定しているため、東京電力の場合(1時間おおよそ80円)の安価な料金で楽しめます。

自宅用サウナのメンテナンス

自宅用サウナの場合は、電気ストーブが主になる為、メンテナンスは比較的少ないですが、定期的な清掃と乾燥が大切です。 使用後に水分や汗を拭き取り、カビの発生を防ぐためにサウナボックスを乾燥させることをおすすめします。
可能であれば、自宅用サウナに入る際はバスタオルをしき、汗がサウナボックスに垂れないようにするのがおすすめです。
バスタオルを洗濯しないといけなくなりますが、カビの発生を少なくする事が出来ます。

自宅用サウナを導入する際の価格について

チェック

自宅用サウナを導入する際の費用相場

自宅にサウナの導入を検討するにあたり、気になるポイントの一つは費用についてではないでしょうか。
自宅用サウナは製品や設置する場所によって、導入する際にサウナの本体以外に費用がかかることもあります。
導入する際にかかる主な費用は「サウナ本体」「導入にかかる工事」「電気工事」などです。
自宅用サウナの価格について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

自宅用サウナ本体
自宅用サウナは種類やサイズが豊富ですので、価格相場の幅も広くなります。
例えば、テントサウナなら1人~2人用で数万~10万円程度、3人~6人用で10万~20万円程度で、高くても30万円ほどで導入可能です。
家庭用サウナなら性能や設備、サイズにもよりますが、100万~300万円程度を目安にするとよいでしょう。
導入にかかる工事費用
家庭用サウナには「埋め込みタイプ」と「据え置きタイプ」があります。
埋め込みタイプより、置くだけの据え置きタイプのほうが費用を抑えられますので経済的です。
「埋め込みタイプ」は内装工事が必要となり、設置のために余分な費用がかかります。
工事費用が本体価格に含まれている場合もありますが、室内をリフォームしてサウナを設置する場合は、見積もりを取らないと正確な金額はわからないことも少なくありません。
電気工事費用
家庭用サウナの場合、200Vのコンセントを使用するのが一般的です。
200Vのコンセントがない場合は電気工事が必要です。
電気工事にかかる費用は配線状況によっても異なりますが、簡単な工事で12,000円~、複雑な工事になると50,000円以上かかる場合もあります。

自宅用サウナにかかる維持費

自宅用サウナを維持するために必要となる費用は、サウナを高温に保つための「燃料費」で、費用相場は約2,500円/月です。

ただし、燃料費はサウナストーブの種類によって異なります。
主な種類として電気ストーブ・薪ストーブ・遠赤外線ストーブがあり、電気ストーブか遠赤外線ストーブであれば、維持費は安く抑えることが可能です。
電気ストーブの燃料費である電気代は1時間あたり約50~70円ですので、毎日1時間使用しても1ヶ月にかかる費用は1,500~2,100円とかなりリーズナブルです。

自宅用サウナのお手入れ方法

最後に、自宅用サウナの管理方法についてご紹介します。自宅用サウナも経年劣化しますので、こまめなお手入れが大切です。
お手入れといっても、カビの発生を防ぐために使用後に水分や汗を拭き取り、余熱で乾燥させるだけで構いません。
「ミストサウナ」や「スチームサウナ」といった湿式サウナは、カビが発生しやすいので入念に水分を拭き取るようにしましょう。

汚れが目立ってきたら、中性洗剤を少量含ませたスポンジで優しく磨いてください。
強く擦ると傷や変色の原因になりますので気をつけましょう。
なお、お手入れ方法は製品によって異なりますので、説明書をよく確認してください。

自宅用サウナを導入する前にサウナの種類を知っておこう

代表的な家庭用サウナには、「ドライサウナ」「スチームサウナ」「遠赤外線サウナ」などがあります。
近年はサウナブームが到来し、組み立て式サウナキットを購入して自作する方も少なくありません。

サウナの主な種類

サウナの主な種類について見ていきましょう。

乾式サウナ
蒸気を使用しないタイプで、メーカーにもよりますが、温度は80~100℃前後、湿度は約10~15%です。 日本で一般的に見かけるサウナは、この「乾式サウナ(フィンランド式サウナ)」にあたります。 サイズや内装・設備によって本体価格や設置費用は変動します。
湿式サウナ
温水や蒸気などを使って温度を上げるタイプです。 乾式サウナより低温・高湿で、温度は約40~60℃、湿度は約80~100%です。 低温高湿のため体に負担が少なく、高温で気分が悪くなりやすい方や体力がない方も比較的安心して利用できます。 アロマを活用すれば、リラクゼーション効果も得られるでしょう。
なお、湿式サウナは「スチームサウナ」と「ミストサウナ」に分類できます。
スチームサウナはボイラーで蒸気を発生させ、室温は約40~50℃です。
ミストサウナは温水を霧状にして噴射し、室温は40℃前後です。
遠赤外線サウナ
遠赤外線サウナは、ヒーターから発せられる遠赤外線の熱によって身体を直接温めるタイプのサウナです。
一般的な高温サウナと比べて室温は低めですが、体の芯からじんわりと温まるのが特徴です。
発汗効果が高く、省エネ性や設置のしやすさから家庭用としても人気があります

サウナに使用するストーブ

サウナに使用するストーブには「薪ストーブ」「電気ストーブ」があり、それぞれの特徴も異なります。

電気ストーブ
スイッチひとつで高温にでき、温度調節が簡単です。
火を使わないため、火災のリスクを抑えられます。
ただし後付けサウナの場合は、200V コンセントが必要なため設置時に電気配線工事が必要となるケースがほとんどです。
薪ストーブ
電気ストーブよりも安価で、なおかつ設置時に工事が不要なため、導入までの時間とコストを抑えられます。
ただし、温度が上がるのに時間がかかるのが難点です。
季節や薪の乾燥具合によっては、高温にするのに1時間以上かかったり、高温を維持できなかったりすることもあります。
また、薪を燃やすので排煙しなくてはなりません。
電気ストーブよりお手入れが大変な点も注意が必要です。

自宅用サウナの設置をお考えなら高品質・高性能なMySauna

マイサウナイメージ

MySaunaが販売する家庭用サウナは、海外からの輸入品ではなく、国産木材を使って国内で製造した高品質・高性能な製品です。

家庭用サウナを選ぶときのポイントとして、サウナのサイズや種類、設置スペースの広さなどがあります。
また、導入コストにかかるのは本体価格だけではありません。
必要な工事にかかる費用、ランニングコスト、メンテナンス費用なども含めた総額で判断することをおすすめします。

そして、サウナ選びでは安全性と品質も重要なポイントです。
My Saunaが販売している家庭用サウナは、経済産業省が定めた安全規格「PSE」を取得しており、日本サウナ&スパ協会の設置基準もクリアしています。

また、My Saunaの組み立て式・据え置き型サウナ「My Sauna Box Type」は、マンションへの導入実績も豊富です。
自宅にサウナが設置できるかどうかわからない方、家庭用サウナのサイズや費用を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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