HOME > Magazine > 家庭用(ホーム)サウナのメリット・デメリットと費用や維持費・購入時のポイント
家庭用のサウナの導入方法や費用感、メリット・デメリットについて、家庭用サウナにも複数の種類があります。
空前のサウナブームにて、サウナ施設も混雑していたり、マナー問題などの理由から、家庭用サウナを後付けで設置する方が増えていることをご存知でしょうか。
サウナ導入をご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
家庭用サウナを導入するメリット
家庭用サウナを導入することで得られる主なメリットは以下のとおりです。
- 使いたいときにすぐ利用できる
- 家庭用サウナの大きなメリットは施設に足を運ぶことなく、いつでも好きなときに気軽に利用できる点です。
- 自由にカスタマイズできる
- 後付けで家庭用サウナを導入した場合、自由にカスタマイズすることが可能です。サウナの大きさやタイプ、内装など自分好みのサウナ空間を楽しめます。
- 温度調節ができる
- 日本のサウナといえば高温になる乾式サウナが一般的です。サウナ施設では温度が高く熱すぎるからといって、勝手に温度設定を変えられません。家庭のサウナであれば、体調や好みに合わせて温度調節ができます。高温が苦手な方には、温度が低い湿式サウナがおすすめです。
※弊社の乾式サウナも温度調節可能です。
- 費用が安く済む
- 家庭用のサウナも経年劣化しますが、定期的にメンテナンスをすればサウナストーブは10年ぐらい使えるといわれています。導入費用はかかりますが、1回あたりの費用で計算すると、施設を利用するより家庭用サウナのほうが経済的です。
- リラックスできる
- サウナ施設の利用では他人の汗や視線が気になる方も多いですが、家庭用サウナであれば周りに知らない利用者がいないため、リラックスした時間を過ごせます。お気に入りの音楽を流したり、好きな体勢で寛いだりできるのも楽しみの一つです。
- 感染リスクがない
- サウナ専用のマスクも販売されていますが、高温を保つために密閉した状態が続くサウナは感染リスクが高いです。家庭用サウナであれば1人での入浴が実現し、感染リスクを気にせず安心して利用できます。
家庭用サウナのデメリットと注意点
家庭用サウナの後付けで生じる主なデメリットと注意点は以下のとおりです。
- 導入費用がかかる
- 1回あたりの費用は安く済む家庭用サウナですが、導入する際にはまとまった費用がかかります。
- 温度を上げるまでに時間がかかる
- 施設のサウナは常に高温になっていますが、家庭用サウナは使用する前に自分で温度を上げなくてはいけません。電気ストーブであれば約30分、薪ストーブの場合は1時間以上かかることもあります。
- 引火に注意
- タオルや持ち込んだ書物など、サウナストーブの近くに置いたままにしておくと、引火して火災の原因となるため注意が必要です。
My Saunaでは、110℃まで加熱可能な家庭用サウナをお得な価格で販売しています。
家庭用サウナの導入をお考えの方は製品紹介をご覧ください。
家庭用サウナを導入する際の費用相場
家庭にサウナの導入を検討するにあたり、気になるポイントの一つは費用についてではないでしょうか。
家庭用サウナは製品や設置する場所によって、導入する際にサウナの本体以外に費用がかかることもあります。
導入する際にかかる主な費用は「サウナ本体」「導入にかかる工事」「電気工事」などです。
- 家庭用サウナ本体
- 家庭用サウナは種類やサイズが豊富ですので、価格相場の幅も広くなります。
例えば、テントサウナなら1人~2人用で数万~10万円程度、3人~6人用で10万~20万円程度で、高くても30万円ほどで導入可能です。
家庭用サウナなら性能や設備、サイズにもよりますが、80万~200万円程度を目安にするとよいでしょう。
- 導入にかかる工事費用
- 家庭用サウナには「埋め込みタイプ」と「据え置きタイプ」があります。
埋め込みタイプより、置くだけの据え置きタイプのほうが費用を抑えられますので経済的です。
「埋め込みタイプ」は内装工事が必要となり、設置のために余分な費用がかかります。工事費用が本体価格に含まれている場合もありますが、室内をリフォームしてサウナを設置する場合は、見積もりを取らないと正確な金額はわからないことも少なくありません。
- 電気工事費用
- 家庭用サウナの場合、200Vのコンセントを使用するのが一般的です。200Vのコンセントがない場合は電気工事が必要です。電気工事にかかる費用は配線状況によっても異なりますが、簡単な工事で12,000円~、複雑な工事になると50,000円以上かかる場合もあります。
家庭用サウナを維持するために必要となる費用は、サウナを高温に保つための「燃料費」で、費用相場は約2,500円/月です。
ただし、燃料費はサウナストーブの種類によって異なります。主な種類として電気ストーブ・薪ストーブ・遠赤外線ストーブがあり、電気ストーブか遠赤外線ストーブであれば、維持費は安く抑えることが可能です。電気ストーブの燃料費である電気代は1時間あたり約50~70円ですので、毎日1時間使用しても1ヶ月にかかる費用は1,500~2,100円とかなりリーズナブルです。
家庭用サウナのお手入れ方法
最後に、家庭用サウナの管理方法についてご紹介します。家庭用サウナも経年劣化しますので、こまめなお手入れが大切です。
お手入れといっても、カビの発生を防ぐために使用後に水分や汗を拭き取り、余熱で乾燥させるだけで構いません。
「ミストサウナ」や「スチームサウナ」といった湿式サウナは、カビが発生しやすいので入念に水分を拭き取るようにしましょう。
汚れが目立ってきたら、中性洗剤を少量含ませたスポンジで優しく磨いてください。
強く擦ると傷や変色の原因になりますので気をつけましょう。
なお、お手入れ方法は製品によって異なりますので、説明書をよく確認してください。
家庭用サウナを導入する前にサウナの種類を知っておこう
代表的な家庭用サウナには、「ドライサウナ」「スチームサウナ」「遠赤外線サウナ」などがあります。
近年はサウナブームが到来し、組み立て式サウナキットを購入して自作する方も少なくありません。
サウナの主な種類
サウナの主な種類について見ていきましょう。
- 乾式サウナ
- 蒸気を使用しないタイプで、メーカーにもよりますが、温度は80~100℃前後、湿度は約10~15%です。日本で一般的に見かけるサウナは、この「乾式サウナ(フィンランド式サウナ)」にあたります。サイズや内装・設備によって本体価格や設置費用は変動します。
- 湿式サウナ
- 温水や蒸気などを使って温度を上げるタイプです。乾式サウナより低温・高湿で、温度は約40~60℃、湿度は約80~100%です。低温高湿のため体に負担が少なく、高温で気分が悪くなりやすい方や体力がない方も比較的安心して利用できます。アロマを活用すれば、リラクゼーション効果も得られるでしょう。
なお、湿式サウナは「スチームサウナ」と「ミストサウナ」に分類できます。
・スチームサウナ:ボイラーで蒸気を発生させます。室温は約40~50℃です。
・ミストサウナ:温水を霧状にして噴射します。室温は40℃前後です。サウナ付き物件では、このタイプが多く見られます。
- 遠赤外線サウナ
- 乾式サウナより低温で、温度は60~70℃、湿度は10~15%ほどです。遠赤外線によって体の芯から温まり、発汗を促します。扉を開けても温度が下がりにくく、換気をしながらの使用も可能です。
サウナに使用するストーブには「薪ストーブ」「電気ストーブ」があり、それぞれの特徴も異なります。
- 電気ストーブ
- スイッチひとつで高温にでき、温度調節が簡単です。火を使わないため、火災のリスクを抑えられます。ただし後付けサウナの場合は、200V コンセントが必要なため設置時に電気配線工事が必要となるケースがほとんどです。
- 薪ストーブ
- 電気ストーブよりも安価で、なおかつ設置時に工事が不要なため、導入までの時間とコストを抑えられます。ただし、温度が上がるのに時間がかかるのが難点です。季節や薪の乾燥具合によっては、高温にするのに1時間以上かかったり、高温を維持できなかったりすることもあります。また、薪を燃やすので排煙しなくてはなりません。電気ストーブよりお手入れが大変な点も注意が必要です。
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